Variation of low-temperature germination, seedling-emergence and seedling-growth in sugar beet (Beta vulgaris L.)

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  • テンサイ(Beta vulgaris L.) の低温条件下における発芽,出芽および初期生育に関する変異

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北海道農業研究センターが保有する単胚系統を用い,低温条件下(10℃)における発芽揃期および乾物重を調査した。単胚系統には,発芽揃期(n=633)では4日から15日の変異,播種後70日目の乾物重(n=438)では2.0gから20.7gの変異があった。また,同じ交配組合せに由来する系統間では両形質とも近似した値を示す傾向があった。発芽揃期および乾物重に関して,三系交配一代雑種122種類の値を目的変数とし,三系交配の構成親系統(細胞質雄性不稔(CMS)系統,細胞質雄性不稔維持(O型)系統,および花粉親系統)の値を説明変数とした重回帰分析を行ったところ,CMS系統の寄与率が最も高く,その偏回帰係数は統計的に有意(p<0.01)であった。また,発芽揃期が早く,乾物重が大きい系統の中から,過剰水分,塩(NaCl),糖(Mannitol)などのストレス条件を与えても高い発芽率を示す系統として「N2n-48-24/31-3」が見出された。

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