公共放牧場魅力再発見事業

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  • コウキョウ ホウボクジョウ ミリョク サイハッケン ジギョウ

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近年の飼料価格の高騰、飼養管理における労働力負担の増加に加えて、夏場の猛暑による生産性の低下を解決する手段として、県西部に位置する公共放牧場に着目し、受胎性の観点から環境、栄養状態及び妊娠率により放牧場の有効性を検討した。環境調査として、平成25、26年にヒートストレスメーターを用いて測定した温湿度指数(THI)及び温度と湿度の記録を用いて放牧場と平地(当課乳用育成牛舎)を比較したところ、放牧場は暑熱ストレスの回避に適した環境であることが示唆された。また、平成25から27年において、総コレステロール(T-cho)と血中尿素態窒素(BUN)の入牧後からの測定結果と同期間の妊娠率の結果から放牧場において受胎、妊娠に適した栄養状態が得られることが示唆された。以上のことから、公共放牧場の活用により環境と栄養状態の適切な管理が可能となり、安定した繁殖成績を見込めることが示された。

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