『触れる-触れられる』体験がもたらす看護学生の主観的反応

書誌事項

タイトル別名
  • Subjective responses of nursing care students brought by "touching - touched"experiences

説明

【目的】本研究は、看護学生が背部のタッチ/マッサージを実施する側とされる側の両方を体験することで、『触れる-触れられる』の主観的反応を明らかにすることを目的とする。【方法】演習終了後レポートから「人に触れての感じ方」「人に触れられての感じ方」として書かれている内容を抽出しデータ化し、意味内容の類似性に沿って分類しカテゴリを命名した。【結果】「人に触れての感じ方」は6カテゴリ、「人に触れられての感じ方」は7カテゴリが抽出できた。【結論】『触れる』学生は手掌、『触れられる』学生は背部の「温かさ」を実感していた。『触れる』学生の行為は『触れられる』学生の感覚を刺激し、『触れられる』学生の感覚は『触れる』という行為をしている学生の手を媒介にしてリラックス効果をもたらした。タッチ/マッサージは、看護研究をするうえで重要な役割を果たし得ることが示唆された。(著者抄録)

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