看護実践能力向上を目指した卒業時看護技術演習の取り組み : 「自己の課題シート」に見られた総合技術演習の修学状況

書誌事項

タイトル別名
  • カンゴ ジッセン ノウリョク コウジョウ オ メザシタ ソツギョウジ カンゴ ギジュツ エンシュウ ノ トリクミ ジコ ノ カダイ シート ニ ミラレタ ソウゴウ ギジュツ エンシュウ ノ シュウガク ジョウキョウ
  • A Nursing Skills Training for Graduating Students to Improve Practical Nursing Competency : Attainment in the Simulated Clinical Practice Based on the Analyses of a Check Sheet for Self-evaluation

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抄録

研究目的は、A大学看護学部生の看護実践能力向上を目指して実施した卒業時看護技術演習の「総合技術演習」(以下、演習)について、「自己の課題シート」の分析から修学状況を明らかにすることである。対象は文書同意が得られた4年生47名で、分析方法は、「自己の課題シート」の「演習後の技術の達成状況」は単純集計し、演習前に記載した「自己の課題」「課題達成のための学習方法」、演習後に記載した「今後必要とする自己の取り組み」は、項目ごとにコードを抽出し、意味内容の類似したものをカテゴリー化した。結果は、(1)演習後の技術の達成状況は、定的回答40.4%、否定的回答44.7%であった。(2)自己の課題内容は、演習後により具体的となり、<複数の患者の把握と配慮><患者の立場にたった対応><一連の看護行為の確実な実施><チームとしての連携・協力><状況判断やよく考えた行動><看護師としての責任のある態度>の6個のカテゴリーに整理された。

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