乾乳後期における硫酸マグネシウム添加による飼料DCAD調整が血液性状と乳生産に及ぼす影響

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  • カンニュウコウキ ニ オケル リュウサン マグネシウム テンカ ニ ヨル シリョウ DCAD チョウセイ ガ ケツエキ セイジョウ ト ニュウセイサン ニ オヨボス エイキョウ

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説明

乳牛の分娩前後の管理は産後の生産性に影響を及ぼすとされるが,疾病が多発する時期である。この時期に多発する疾病のうち低カルシウム血症は様々な疾病と関わりがあり,より簡素な予防方法が求められている。分娩後の低カルシウム血症を防ぐ方法として提唱されているのが,乾乳後期飼料中の陽イオン-陰イオン差(DCAD)の調整である。本試験では硫酸マグネシウムをDCAD調整剤とし,泌乳牛用配合飼料及び共通の粗飼料との給与が移行期の乳牛の血液性状,乾物摂取量へ及ぼす影響について検討を行った。試験区では処理開始後に尿pHの低下がみられた。血中カルシウム濃度はいずれの時点においても区間で差は認められなかったものの,乾物摂取量は分娩後1日目,2日目において試験区が高い値を示した。産後の乳量は両区とも同程度の水準で推移した。

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