カラーピーマン果実の着色促進に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on color development in sweet pepper (Capsicum annuum L.) fruit with reference to the fruit harvested at breaker stage of mature-green fruit
  • カラーピーマン カジツ ノ チャクショク ソクシン ニ カンスル ケンキュウ

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説明

催色期に収穫したカラーピーマン果実の着色促進について,温度,植物ホルモンおよび光照射の影響について調査を行った。処理温度は20~25℃程度が適温であったが,温度だけでは着色促進効果は少なく,薄赤色の果実となった。また,エチレンとジャスモン酸メチルの植物ホルモン処理による追熟効果は期待できなかった。一方,20℃で蛍光灯を用いて光照射を行ったところ,照射時間および照射強度が高まるほど,着色促進効果が認められた。カラーピーマンの着色には,温度とともに光条件が大きく関与することが明らかとなった。さらに,効率的な着色促進方法の検討を行い,20℃の条件で催色期の果実に対して100μmol・m-2・s-1程度の光照射を3日間行い,その後4日間の暗黒処理で販売可能な着色具合となることを明らかにした。

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