漢代骨簽の新資料

書誌事項

タイトル別名
  • カンダイ コッセン ノ シンシリョウ
  • New Findings of Inscribed bone labels of the Han daynasty

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説明

ここで紹介するのは骨簽の新資料402点である。本稿では文字を隷定し骨簽のリストを作成した。骨簽とは弩弓に取り付ける弓弭の役割を果たしていたという説が有力である。弩とは射撃具の一種で、骨簽は弓弭と呼ばれる弩弓の一部であると考えられている。骨簽は動物の骨(主に牛骨)で製造されたものである。発掘報告によると一九八五年に西安市未央宮三号建築遺跡より六万件を超える骨簽が出土している。新資料を紹介するにあたり、同時代の文字資料、木簡類を基に文字の隷定を慎重に行い釈文作成に努めた。

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