病院看護部門における目標管理制度の取り組みの実態

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タイトル別名
  • ビョウイン カンゴ ブモン ニ オケル モクヒョウ カンリ セイド ノ トリクミ ノ ジッタイ
  • Actual Condition Survey of the Management by Objectives in Hospital Nursing Departments

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説明

看護師のキャリア発達支援に資する目標管理のあり方を検討する資料を得るために,病院で行われている目標管理の実態を明らかにした。A 県内60 病院のうち,協力が得られた19 病院の看護部門責任者に構成的面接法による調査を行い,録音データをもとに逐語録を作成した。「有無」の回答は出現頻度を求め,質的回答は1内容を含む記述を1記録単位として抽出し,意味内容の類似性に従い分類した上で,カテゴリー毎の記録単位数を求めた。その結果,目標管理の導入目的は人材育成と組織目標の達成に重きがあるが,組織的マネジメント手法として位置付いていないこと,個人目標の共有が4 割の病院で行われていること,目標管理面接実施者のトレーニングは十分でないこと,約8 割の看護部門責任者は目標管理導入による成果を感じているが,成果測定は約3 割に留まっていること,全ての看護部門責任者は目標管理の継続にあたり課題を抱えていることが明らかとなった。

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