発光ダイオード光源を利用した菌床シイタケ栽培
書誌事項
- タイトル別名
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- ハッコウ ダイオード コウゲン オ リヨウ シタ キンショウ シイタケ サイバイ
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説明
菌床シイタケ栽培における,発光ダイオード(LED)の照射効果について検討した。まず,青色LED(470nm),赤色LED(625nm),緑色LED(520nm)照射が,菌糸生長に及ぼす影響について調べた。菌糸の生長量は,青色LEDが最も少なく,赤色LED,緑色LEDは,蛍光灯と比べて生長量に差は認められなかった。このことから,菌糸が蔓延するまでの期間である種菌接種後,約30日間は,青色LEDの照射は不適であることが判明した。次にLED照射が,子実体発生に及ぼす影響について調べた。多くのキノコでは,青色光が原基形成に有効とされている。そこで,青色LEDの照射が,子実体発生に及ぼす影響について調べた。その結果,子実体の発生量は,培養期間(接種30日以降)に青色LEDを照射すると増加し,発生期間に照射すると減少した。このことから,青色LEDの照射は,培養期間が適していることが判明した。
収録刊行物
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- 徳島県立農林水産総合技術支援センター森林林業研究所研究報告
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徳島県立農林水産総合技術支援センター森林林業研究所研究報告 (5), 4-9, 2006-06
徳島 : 森林林業研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050565163351354624
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- NII論文ID
- 40015308533
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- NII書誌ID
- AA12445622
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- ISSN
- 1882014X
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- NDL書誌ID
- 8679117
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles