甲骨版上の毛筆書写文字
書誌事項
- タイトル別名
-
- Characters written with a brush(máo bi)and ink(mò zhu )in Yin Dynasty
この論文をさがす
説明
1965年、貝塚茂樹は「甲骨文と金文の書体」というテーマで、殷代後期の書体の変遷について一説を提起する。甲骨文の書風の変化は、最終的に筆写体へ向かい、鹿頭文字と殷代後期の金文は、より筆写体の原物に近いものがあり、さらに筆写体をもとに金文の書体は分化し変化したと結論した。つまり、当時の「識字」者たちの標準的書体は、筆写体であり、「甲骨文と金文の書体」の基底には、筆写文字が常に意識されていたとした。本稿は、この貝塚説を踏襲し、その後の考古学的発掘による成果を加えて、周初までの筆写文字の系譜について述べたものである。
15
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050565163353195008
-
- NII論文ID
- 120006821873
-
- NII書誌ID
- AA12506589
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- CiNii Articles