学生食堂を利用する学生の栄養表示の活用および食事選択状況

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タイトル別名
  • ガクセイ ショクドウ オ リヨウ スル ガクセイ ノ エイヨウ ヒョウジ ノ カツヨウ オヨビ ショクジ センタク ジョウキョウ
  • Utilization of the Nutrition Labelling and Food Selection in a University Cafeteria

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抄録

学生食堂利用による健康増進をめざし, 大学生協食堂を利用する学部学生102人(平均年齢19.8 ± l.3 歳)を対象に無記名自記式質問票による調査を行い, レシートの栄養表示の活用と主食・主菜・副菜のそろった食事(以下, バランス食)の選択を男女別に明らかにした。レシートを毎回見ているのは, 男女共に約80%であり,注目する項目は,価格が女子79.7%に対し,男子96.4%と有意(p = 0.030) に高く,エネルギーが男子39.3% に対し,女子60.8%と高い傾向にあった。バランス食を毎回選択するのは女子27.0%に対し, 男子46.4%と高い傾向にあった。レシートを毎回見る男子は,バランス食を毎回選択する割合が見ない人よりも有意(p=0.034) に高かったが, 女子ではレシートを見る頻度とバランス食の選択との間に関連を認めなかった。男女の特性に応じて, バランスの良い食事選択の支援が必要である。

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