急性期病院における看護師とセラピストとの 脳卒中患者に関する情報共有への課題

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  • キュウセイキ ビョウイン ニ オケル カンゴシ ト セラピスト ト ノ ノウソッチュウ カンジャ ニ カンスル ジョウホウ キョウユウ エ ノ カダイ

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説明

目的: 急性期病院における看護師とセラピストの脳卒中患者に関する情報収集状況や情報共有の必 要性に関する認識を明らかにし、有効な情報共有にむけた課題について考える。 方法: 病棟看護師23名、セラピスト14名を対象に、①情報収集状況(情報源・場所)、②脳卒中患 者情報の優先度(「心身機能・構造」他、全9項目)、③情報共有状況と必要性をアンケート 調査し、職種間の差をt?検定を用い分析した(p<0.05)。 結果・ 考察:看護師はセラピストに比べ、「病棟」において情報収集しており、「セラピスト」を情 報源とすることは少なく、情報収集の優先度は「社会的生活行為」「生活環境」が有意に低い 傾向にあった。看護師は、セラピストと有意に情報共有できていないと認識しており、特に セラピストは、看護師から「手段的日常生活動」「心理状況」について共有の必要性を認識し ていることから、看護師は患者の生活状況や心理状況をセラピストと積極的に情報共有して いくことが課題である。

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