キウイフルーツ‘静岡ゴールド’の育成とその特性

書誌事項

タイトル別名
  • Breeding of a new kiwifruit cultivar 'Shizuoka Gold' and its characteristics
  • キウイフルーツ'シズオカ ゴールド'ノ イクセイ ト ソノ トクセイ

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説明

年末年始に出荷可能で良食味であるキウイフルーツ‘静岡ゴールド’を育成した。‘静岡ゴールド’の果実はBrix糖度が17以上と高い一方で,クエン酸含量は1.2%と比較的多いため,糖酸のバランスに優れ,食味は良好である。‘静岡ゴールド’の収穫時期は10月上中旬で‘レインボーレッド’よりも約3週間遅く,貯蔵性は‘レインボーレッド’よりも優れる。さらに食べ頃~過熟期間は‘レインボーレッド’に比べて長いことから,年末年始においても出荷可能であると考えられた。着花数が少ないため,‘レインボーレッド’に比べて摘らい作業時間は1/3程度になる。また,近年問題となっているPsa3に対する抵抗性は‘レインボーレッド’に比べて強い。これらのことから,‘静岡ゴールド’は‘レインボーレッド’に続く年末年始出荷用品種として有望であると考えられた。

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