宮城県鳴瀬川における底生動植物による水環境の評価及び魚類の生物的指数による環境構造健全度の評価

書誌事項

タイトル別名
  • Assessment of water qualities for aquatic animals and diatoms, and assessment of environmental soundnesses for fishes in the Naruse river in Miyagi Prefecture, Japan
  • ミヤギケン ナルセガワ ニ オケル テイセイ ドウショクブツ ニ ヨル ミズ カンキョウ ノ ヒョウカ オヨビ ギョルイ ノ セイブツテキ シスウ ニ ヨル カンキョウ コウゾウ ケンゼンド ノ ヒョウカ

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説明

底生動植物の結果から鳴瀬川の水環境を評価したところ,底生珪藻種による評価法では,貧腐水/β-中腐水域と貧腐水域の汚濁階級が認められ,概ね綺麗な水域の状態で維持されているとみられた。底生動物による平均スコアについては,最上流の地点では2015年以降,水環境がとても良好の階級であった。中下流の地点ではとても良好と良好の双方の階級が認められた。底生動物による評価法では,期間中の平均スコアが次第に高い値となり,水環境がより良好になったと考えられた。一方,魚類相から環境構造の健全度を評価したところ,健全度を示す生物的指数は,最上流地点の6月には,近年(2015~2017年)の結果が,過去年(2002~2004年)とほぼ同様であった。最上流地点の10月には,多くの項目で,近年の値が過去年より高く,健全度が高いことが示された。中下流域の地点では,近年の健全度が過去年より低くなった。

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