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- 髙谷, 掌子
- 臨床教育学コース博士後期課程1回生
書誌事項
- タイトル別名
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- How Can I Be the "Absolute Otherness" for You?: Kimura Bin's Interpretation of Nishida Kitaro's I and You
- ワタクシ ト ナンジ ガ 「 ゼッタイ ノ タ 」 デ アル ト イウ コト : キムラビン ワ ニシダ キタロウ ノ 「 ワタクシ ト ナンジ 」 オ ドウ ヨム カ
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説明
本稿は、精神科医である木村敏(1931-)による西田哲学の「絶対の他」概念の解釈に注目して、<他者の苦しみに近づきつつ距離をとること>の意味を考察する。木村は、ハイデガーやビンスヴァンガーに影響を受けた現象学的精神病理学から出発しながら、京都学派の思想にも依拠しつつ、「あいだ」をキーワードとする臨床哲学を築いてきた。精神病を患者個人の異常としてではなく、医者と患者双方の「あいだ」に生じる出来事としてとらえる一方で、患者のみを「診断」し「治療」する木村の立場には葛藤が含まれている。この葛藤は、西田幾多郎が「絶対の他」という一語によって、「私と汝」の隔たりと結合を表したことと重ねられ、木村のテクスト中に繰り返し登場する。本稿は、木村の医師論、症状論、治療関係論における「絶対の他」概念の解釈および生命論におけるその乗り越えを検討したうえで、「生きる」という語に集約される関係の重層性を明らかにする。
収録刊行物
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- 京都大学大学院教育学研究科紀要
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京都大学大学院教育学研究科紀要 66 69-82, 2020-03-26
京都大学大学院教育学研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050566774706143360
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- NII論文ID
- 120006826727
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- NII書誌ID
- AA11332212
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- ISSN
- 13452142
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- HANDLE
- 2433/250368
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- NDL書誌ID
- 030480734
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles