新体詩における画期としての1886年―明治期における「文学」の形成過程をめぐる国民国家論(17)―

書誌事項

タイトル別名
  • 1886 as an Epoch-Making Year of “Shintaishi”: A Study of “National Literature” in Japan as a “Nation State”(17)\n

抄録

新体詩にとって1896年は画期となる年である。それは第1に「軍歌」が登場すること、第2に「色・恋」を主題とした作品が誕生すること、第3に愛好者の広がりが見られることによる。本稿では『新体詩林』、『書生唱歌』、『新体詞選』、『纂評・新体詩選』、そして新体詩学研究会が刊行した諸書籍の考察を通じて、第2、第3の要因を確認する。

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