語用論的能力と語用論的動機づけの相関 : 日本人初級英語学習者の場合

機関リポジトリ HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • The Correlation between Pragmatic Competence and Pragmatic-Specific Motivation : A Study of Beginning Level English Learners in Japan
  • ゴヨウロンテキ ノウリョク ト ゴヨウロンテキ ドウキズケ ノ ソウカン : ニホンジン ショキュウ エイゴ ガクシュウシャ ノ バアイ

この論文をさがす

抄録

本研究は、日本人初級英語学習者の語用論的能力(含意の理解)と語用論的に特化した動機づけがどのような 関係を持っているかを探るため、語用論的能力テストと語用論的動機づけ質問紙によるデータを量的に分析した ものである。その結果、語用論的動機づけとしてMeaning conveyance(意味伝達)、Psychological barrier(心 理的障壁)、Real-life language use(実生活における言語使用)、Difficulty in language use(言語使用の困難さ)、 Formality(形式性)、Appropriacy(適切性)の6因子が抽出された。それらの因子について語用論的能力との 相関を求めたところ、顕著な相関は見られなかったものの、語用論的能力が高い学習者グループにおいてのみ、 弱い相関が見られた。この上位グループにおいては、心理的障壁が高い、すなわちコミュニケーションがうまく いかないことに対する不安が強い場合に、含意の種類のうち「間接的断り」の理解度が高い傾向が見られた。

研究論文

Research Paper

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ