K-9M-48号機による夜間低エネルギー電子の観測

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  • K 9M 48ゴウキ ニヨル ヤカン テイエネルギー デンシ ノ カンソク
  • Observation of Nightime Low Energy Electrons by Sounding Rocket K-9M-48

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抄録

前日にgreat solar noise burstが起こり,地磁気が乱れているとき,磁気緯度20°Nで,高度131-347kmの間で4.5eVから4.8keVの間のエネルギーの電子を測定した一低エネルギー電子フラックスの測定値は,9.3eVの所で,約3-5×10^3 electrons/cm^2 sec・ster・eVであった.測定されたフラックスの分布関数はE=0.965keV迄は羃法則に従いf(E)∞E^<-1.87>で,0.965keVでの電子フラックスは約1.4-2.1×10^3 electrons/cm^2 sec ster keVである.一方,4.8keV電子のフラックスは,0.965keV電子のブラックスとほぼ等しく,約0.3-2.2×10^3 elctrons/cm^2 sec ster keVで,はっきりとした高度変化を示す測定されたエネルギースペクトラムの形は,羃分布の入射電子に対してBanksらが計算したエネルギースペクトラムの形と似ている.この事は中緯度に於ても磁気嵐の後に可成りエネルギーの高い電子の侵入がある事を示唆している.

資料番号: SA0124515000

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