水中において急速に加熱された水塊の運動について

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  • スイチュウ ニ オイテ キュウソク ニ カネツ サレタ スイカイ ノ ウンドウ ニ ツイテ
  • Unsteady motion of fluid around a instantaneously heated wire

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抄録

Chevalerias等[1]によって提案された複屈折干渉計によって,水中の密度変化を測定する方法が示される.この方法によれば,通常の干渉計によるよりも遙かに容易に,かつ安価にそれと同様の密度測定ができる.したがってこの方法は大きな視野の測定や,液槽中の測定のように光路程の調節の困難な場合に有用である.この方法によって水中に水平に張られた細線に短時間電流を流した際に起こる温度場の時間的場所的変化を測定した.この結果,加熱量があまり大きくないある範囲で,流体速度が微小であるとした計算と一致することが示され,またこの規則的対流は,加熱量が大きく,かつ十分時間が経過すると,その二次元性を失なうことにより崩れることがわかった.

An interferometric method, which had been presented by Chevalerias ect. [1], has been improved to measure density distributions in water. Using it the temperature fields around a instantaneously heated wire which was stretched horizontally in water were determined, and compared with an approximate calculation. It was shown by this investigation that within a certain range of heating energy, the experiment agreed with the calculation, and at higher range of it, the flow pattern became unstable by loosing its two-dimensionality.

資料番号: SA4134994000

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