書誌事項
- タイトル別名
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- Regulation of human physiology by vitamin B3 and its related compounds
- ビタミン B ₃ カンレン ブンシ ニ ヨル セイタイ キノウ チョウセツ
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説明
ビタミンB3(ナイアシン:ニコチンアミドとニコチン酸)は、元々は欠乏するとペラグラを発症する栄養成分として発見された物質であるが、その後の分析から細胞におけるエネルギー代謝に中心的な働きをしているNAD+/NADH、NADP+/NADPH の合成材料となっており、その量的・質的変動が生体生理を調節していることが明らかになった。NAD+ はポリ(ADP- リボース)ポリメラーゼ、サーチュインなどの重要な酵素の補酵素として、また、NADP+ は糖・脂質代謝の補酵素として働いている。ポリ(ADP- リボース)ポリメラーゼはDNA 切断の修復に、サーチュインは個体・細胞の寿命の維持に働いており、ビタミンB3とその代謝物はその他、生存に必要な数々の機能を通して生体を統制するネットワークを動かしている。本稿では、ある程度分かってきたビタミンB3 関連化合物の働きを整理して紹介する
収録刊行物
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- 千葉科学大学紀要
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千葉科学大学紀要 (13), 111-117, 2020-02-28
千葉科学大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050566774944137600
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- NII論文ID
- 120006879360
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- NII書誌ID
- AA1230240X
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- ISSN
- 18823505
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- NDL書誌ID
- 030449622
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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