小・中学生のお金に対する態度と家庭生活との関連 青森県地方都市における質問紙調査から

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タイトル別名
  • ショウ ・ チュウガクセイ ノ オカネ ニ タイスル タイド ト カテイ セイカツ ト ノ カンレン : アオモリケン チホウ トシ ニ オケル シツモンシ チョウサ カラ
  • The Relationship between Attitudes toward Money and Family Life of Elementary and Junior High School Students Based on a Questionnaire in Local City,Aomori Prefecture

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抄録

2017-2018年に告示された家庭科の学習指導要領では、キャッシュレス化への対応が図られた。キャッシュレス化時代を生きる子供に、家庭科の授業を通して人生の基盤となる金銭管理の力を身に付けさせるためには、子供のお金に対する態度や家族との関係について把握することが必要である。そこで、小・中学生を対象に質問紙調査を実施した。結果、学年が上がるにつれておこづかいの額やものの所有は増える傾向にある一方で、金銭管理行動をとらなくなる傾向にあることがわかった。また、金銭管理の力をつけさせる上で、おこづかいのもらい方やお金に関する内容も含めた家庭内での会話が重要な役割を担うことが推察されたが、こうしたことを通して金銭管理について学ぶ機会がない子供が一定程度存在することが確認された。カリキュラム開発には、教師が金銭管理教育の重要性を理解すること、家庭を巻き込んだ実践を行うことが重要であるとの示唆を得た。

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