林業機械を対象とした労働災害発生頻度の推定
書誌事項
- タイトル別名
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- Frequency of labor accidents caused by forestry machine
- リンギョウ キカイ オ タイショウ ト シタ ロウドウ サイガイ ハッセイ ヒンド ノ スイテイ
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抄録
本研究は林業機械のリスクアセスメントに資する基礎的データを作成するために,8機種の林業機械を対象に,2003年から2011年までの統計資料を用いて,労働災害の発生頻度を推定した。推定結果より,発生頻度が最も高い機械は,スイングヤーダであり,日本の全産業の平均値以下を示した機械は,ハーベスタ・プロセッサ・スキッダ・フェラーバンチャであった。各林業機械を使用した作業システムでは,タワーヤーダを使用したシステムの度数率が高く,スキッダを使用したシステムが低いことが分かった。多くの作業システムで使用されるグラップルローダは,作業範囲内に人がいることが原因の災害が5割以上あるため,この災害をなくすことができれば,日本の全産業の平均値以下になることが分かった。
収録刊行物
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- 森林利用学会誌
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森林利用学会誌 34 (3), 123-130, 2019-07
東京 : 森林利用学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050568772212872448
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- NII論文ID
- 40021995481
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- NII書誌ID
- AN10531146
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- ISSN
- 13423134
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- NDL書誌ID
- 029944679
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
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