特産物「タデ藍」の鶏飼料としての給与安全性試験

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  • トクサンブツ 「 タデ アイ 」 ノ ケイ シリョウ ト シテ ノ キュウヨ アンゼンセイ シケン

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抄録

生産地と結びつく特性と品質を高める肉用鶏生産の確立を目的に,新しく飼料利用を目指す特産物のタデ藍について,飼料安全性評価基準の「鶏ひなの成長試験」に従い安全性を評価した。試験は,市販の配合飼料(基礎飼料)のみ給与する対照区と,タデ藍茎葉(供試資材)を1%または10%含むよう基礎飼料に添加して給与する2試験区の計3区を設定した。制限給餌法により育成した8日齢の肉用交雑種雄雛6羽を1群とし,各区に3群ずつを配して,各飼料を6日間不断給与した。その結果,供試資材の添加量が増えるにつれ,対照区より増体重が減少し,飼料要求率が低下したが,試験区間で有意差はなかった。また,いずれの供試鶏にも健康状態の異常は観察されず,給与安全性が確認され,鶏飼料として活用できることが示された。

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