山口県内の牛由来Mannheimia haemolyticaにおける薬剤感受性と血清型について

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タイトル別名
  • Serotype and antibiotic susceptibility about Mannheimia haemolytica isolated from Yamaguchi Prefecture
  • ヤマグチ ケンナイ ノ ギュウ ユライ Mannheimia haemolytica ニ オケル ヤクザイ カンジュセイ ト ケッセイガタ ニ ツイテ

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抄録

山口県で2005年から2018年に分離されたMannheimia haemolytica(Mh)16株について,Mhウサギ免疫血清を用いた凝集反応による血清型別試験と一濃度ディスク法による薬剤感受性試験を実施した。調査したMh株のほとんどは肺炎や呼吸器症状を呈した牛由来のものであったが,1例は腹膜炎症例であった。血清型は1型が4株,2型が5株,6型が6株,11型が1株であった。腹膜炎由来の菌株は2型株であった。由来畜の大半が子牛であったが,肥育牛や成牛も散見された。薬剤感受性試験では,血清型1,2,11型で3種類以上の薬剤に対して耐性を示す株は確認されなかった。6型株では3/6株で3種類以上の薬剤耐性が確認された。このことから山口県で分離されたMhも全国の傾向と同様に6型株が多剤耐性を示す傾向があると確認された。

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