トマトの促成および夏秋栽培におけるつる下ろし装置が地上部の成長,収量および誘引の作業性に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effect of the new training system on growth, yield and workability in forcing and summer-autumn tomato cultivation
  • トマト ノ ソクセイ オヨビ ナツ シュウ サイバイ ニ オケル ツル オロシ ソウチ ガ チジョウブ ノ セイチョウ,シュウリョウ オヨビ ユウイン ノ サギョウセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

トマト栽培において多大な時間と労力を要する誘引作業の省力化のため,安価な部材からなる自家施工が可能なつる下ろし装置を用いた誘引が慣行のつる下ろし誘引と比較して,トマトの地上部の成長,収量および誘引の作業性に及ぼす影響を検討した。その結果,成長については,つる下ろし装置を用いた誘引の栽培では,慣行のつる下ろし誘引と比較して,促成栽培では差がなかったが,夏秋栽培では受光量の違いによるものと推察される茎長の増加がみられた。収量については,差がみられなかった。作業性については,誘引の作業時間は慣行と比較して,57~76%に削減できた。さらに,作業時の腕にかかる荷重も軽減され,本実験で用いたつる下ろし装置による省力効果が認められた。

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