ドイツの中等教育学校初期段階における音楽科教科書の比較 : 将来の進路に基づく校種の違いに着目して
書誌事項
- タイトル別名
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- A Comparison of Music Textbooks in the Early Stages of Secondary School in Germany : Focusing on the Differences in School Types Based on the Future Course
- ドイツ ノ チュウトウ キョウイク ガッコウ ショキ ダンカイ ニオケル オンガクカ キョウカショ ノ ヒカク : ショウライ ノ シンロ ニ モトズク コウシュ ノ チガイ ニ チャクモクシテ
抄録
ドイツの中等教育学校の音楽科教科書は、中等教育の初期段階となる第5・第6学年から、①高等教育への進学を前提としたギムナジウム、または進学の可能性がある校種と、②ギムナジウム以外で高等教育への進学の可能性がある校種、並びに中等教育で一般の学校教育終了を前提とした校種、用の2種類が作成される。そこで本論文では、Ernst Klett 社による第5・第6学年用の①型Spielpläne 1(2013)と、②型musik live 1(2008)を対象として、「項目立て」、「作曲者・アーティスト」、「楽器」、「諸外国の伝統音楽」の観点から比較考察し、各々の特徴を明らかにする。Spielpläne 1 は、musik live 1 より約100 ページ厚い。これは、やがて受験を迎えるアビトゥア(高等学校卒業兼大学入学資格)取得試験などを考慮してと考えられる。「項目立て」を見ても、Spielpläne 1 では「楽典」、「形式」に全体の2割を宛て、音楽の学習に重点が置かれているが、musik live 1 では「クリスマス」、「コンピュータで」など、生徒たちに身近な項目が立てられ、日常生活と音楽の関わりを重視している。また、Spielpläne 1 では、クラシック、ポピュラー共に、西洋が主となっている音楽にのみ多くのページを充てているが、musik live 1 では、少ないページ数のなかで、アジアやアメリカの伝統音楽も相応に学べるよう、編集されているといった違いが見られる。
収録刊行物
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- 鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編 = Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education
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鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編 = Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education 72 49-63, 2021-03
鹿児島大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050569015568126464
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- NII論文ID
- 120006995988
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- ISSN
- 24359785
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10232/00031654
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles