神経筋電気刺激を用いたティーチング学習プログラムの効果を高める心理的要因への検討
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説明
作業療法学生(以下,OTS)を対象に神経筋電気刺激を用いたティーチング学習プログラム(以下,NMESLT 学習プログラム群)の学習効果を対照群との比較から,効果を高める心理的要因を検討した.その結果,NMESLT 学習プログラム群は対照群と比べ,ストレス反応の唾液アミラーゼ変化量は低減し,各群の解析では主観的なネガティブな心理状態を示す POMS2 合計点変化量は低減しなかった.NMESLT 学習プログラム群の POMS2 合計点変化量と実技試験変化量とは正の相関関係を認め,対照群の POMS2 合計点変化量は筆記試験変化量と負の相関関係を認めた.これらの結果から,OTS の筋肉の活動に関する知識と技能を高める上で NMESLT 学習プログラムの際,心理的要因に配慮することで学習効果を高めることができる可能性が示唆された.
収録刊行物
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- 日本福祉大学社会福祉論集
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日本福祉大学社会福祉論集 (143・144), 1-11, 2021-03-31
日本福祉大学社会福祉学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050569070646298368
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- NII書誌ID
- AA11400425
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- ISSN
- 1345174X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB