成川式土器の分類と編年

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  • Classification and chronology of Narikawa-style pottery

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抄録

本論の目的は,成川式土器を分類し,土器編年を構築することである。対象資料は,九州南部に分布する95遺跡から出土した成川式土器で,属性分析という方法を用いて分析を行った。 結果,弥生時代後期から平安時代前期までの土器を10期に区分でき,他地域(北部九州地域,宮崎県南部地域)の土器編年とも併行関係を整理することができた。今後は,この編年を基盤としながら,笹貫I 式の土器様相の再分析も進めることで,成川式土器の終焉過程と律令期の土器様式の普及過程の関係を明らかにしたい。

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