留学生の防災意識 : 質問紙調査の結果から

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タイトル別名
  • A Survey on Disaster Preparedness Consciousness among International Students
  • リュウガクセイ ノ ボウサイ イシキ : シツモンシ チョウサ ノ ケッカ カラ

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説明

2011年に発生した東日本大震災では、広範囲の地域に甚大な被害を与えた。さらに今後30年以内に南海トラフ巨大地震等の大規模地震が発生する確率が高いと予測されている。留学生は今後発生が予想されている大地震や津波などの大規模災害の基本的な知識を学び、さらに身を守るための知識・スキルなどを身につけることが必要である。そこで自然災害の知識、防災意識などに関する実態を把握・分析するために、神戸山手大学の留学生を対象に質問紙調査を実施した。  調査の結果、地震や津波に関する基本的な知識が不足している留学生がいること、そして、津波に関しては認知度が低いと結果となった。同時に地震発生時の行動などの防災知識が十分でないことが明らかになった。また地震などへの備えは約半数の留学生しかおこなっていなかった。 留学生が災害発生時に情報を入手手段ではテレビはほとんど利用されておらず、スマートフォンなどが中心となっていた。留学生への災害時の情報提供の方法については今後の検討課題である。

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