A skin specimen of the Japanese otter collected on the sea offshore of Shido, Kagawa prefecture in 1944

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  • 香川県志度町小田沖で捕獲(1944年)されたカワウソ毛皮標本
  • カガワケン シドチョウ オダオキ デ ホカク 1944ネン サレタ カワウソ ケガワ ヒョウホン

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香川県における最初のカワウソの報告は浦上(1939)であり, 小豆島福田村の海岸にわずかに生息するが絶滅の恐れがあると報じた。その後, 今泉(1949)は香川県産3雄雌の外部と頭骨の計測値を示し, 海上の漁網にかかった海棲の例として興味深いと述べた。最近, 三浦(2002)は香川県産の1標本が茨城県茎崎町松の里1にある独立行政法人森林総合研究所に保管されていることを記した。そこで, 本標本を撮影と計測した。本標本は今泉(1949)における3標本のうちの1頭とみなせる。標本番号は寄贈487(備品), 採集場所は香川県小田村沖津岡沖合, 採集年月日は1944年1月9日, 性は♂, 送付者は唐澤治郎, 頭胴長は83cm(金子計測), 尾長は50cm(金子計測)であった。学名はニホンカワウソLutra nippon Imaizumi and Yoshiyuki, 1989とする。カワウソの消長の論議を若干した。

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