『日本のコウモリ洞総覧』こばれ話—徳島県・高知県(室戸岬)の巻—

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  • Further note on a list of caves of bat habitation in Japan—A case in Tokushima Pref. and Kochi Pref.(Muroto point)—

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抄録

この調査を通じて徳島県下の旧横井戸, 旧導水トンネル, 石灰洞にはキクガシラコウモリ, ユビナガコウモリが生息し, 高知県室戸岬地区の海蝕洞には同じくキクガシラコウモリ, ユビナガコウモリが生息していることが判明した。木内・吉田(1969)によれば徳島県の権現洞(那賀郡木沢村坂州)にコキクガシラコウモリが, 桃原第一洞(那賀郡木沢村高野)にキクガシラコウモリが生息する。木内らの調査から約30年を経過しているが, なんとかそれらのコウモリの生息洞近辺の自然がそのまま残され, 今尚, 多くのコウモリが安泰であることを祈る。 本調査に際して御協力下さった木内盛郷, 酒井雅博, 生口博則(広島大学理学部教授)及び木原疆(岡山県矢掛町国民健康保険病院医師)の諸氏に厚く御礼申し上げる。

収録刊行物

  • 香川生物

    香川生物 25 47-52, 1998-05-01

    香川生物学会

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