書誌事項
- タイトル別名
-
- ハンゴ フクシ ナニガ ノ ケイセイ
この論文をさがす
抄録
室町期抄物類の反語副詞「なにが」の「が」は、研究史上、係助詞「か」の転と解され、清濁区別のない例にもその文脈の方よりから同語見てよいものが多いことを確認し、その後、先行資料の反語副詞の分布と、近代語の反語文における格助詞の進出を根拠に、それらの「が」を格助詞とみるべきことを論証して、すでに係り結び体制が崩壊している時代相を確認する。近世におけるその語の応答語的用法や陳述副詞化なども併せて言及する。
反語
副詞
「なにが」
係助詞
格助詞
identifier:BO008200003672
収録刊行物
-
- 文学部論集
-
文学部論集 82 69-83, 1998-03-02
佛教大学文学部
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050569313638447744
-
- NII論文ID
- 110006473008
-
- NII書誌ID
- AN10404998
-
- ISSN
- 09189416
-
- NDL書誌ID
- 4520506
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles