記紀萬葉のマヲス・マウスと源氏物語のマウス

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  • キキ マンヨウ ノ マオス マウス ト ゲンジ モノガタリ ノ マウス

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抄録

記紀萬葉と源氏物語の中の、動詞「申す」の核には、何らかのことを相手にわかってもらおうとして発言する、ということがある。そして、それが補助動詞として用いられるときには、それがつく動詞が理の勝った行為であるときである。また、複合動詞で、後項が「申す」になるときは、理の勝った行為と「申す」との結びついたものである（ときには、「申す」の中に「言う」の意味が残っているものもある）。複合動詞で、前項が「申す」であるときは、「申す」の「公に願い出る」・「報告する」の意味が表面に出る。

identifier:KG001700000514

収録刊行物

  • 京都語文

    京都語文 17 210-228, 2010-11-27

    佛教大学国語国文学会

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