地域社会における異文化理解教育 : 異文化を持った子どもたちの教育

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  • チイキ シャカイ ニ オケル イブンカ リカイ キョウイク イブンカ オ モッタ コドモ タチ ノ キョウイク
  • Intercultural Education in the Community : Education for Foreign Cultural Children

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抄録

今日の学校社会は、いじめや不適応、発達障害など、様々な問題が連関し合い、子どもの健全な育成に支障をきたす様相を呈している。一方地域社会は国際化が進み、教室では日本人の子どもたちの中に異文化の背景を持つ子どもたちが在籍し学校生活を送る。 本稿では、異文化を持つ子どもたちの教育を考察するにあたり、国際化の概念をE.O.ライシャワーに求め、国際化の必要性を述べた後、教育分野における国際化の必要性を、臨教審の答申と中教審の答申を中心に述べる。さらに、地域の住民の地域社会への主体的な参加をC.F.アルジャーに求める。それらを踏まえて、学校と地域が連携して異文化を持つ子どもたちに先進的な教育支援をしている事例を愛知県豊田市に見る。学校と地域の教育的リソースの連携は、子どもたちと地域の支援者の間に心の触れ合いが生まれ、子どもたちの心を穏やかにして人間性の回復につながる。支援者に子どもたちの持つ資質や能力を気付かせる。

国際化

地域社会

日系ブラジル人

異文化理解教育

連携

identifier:DK003900002957

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