「キリスト教系外来新宗教」研究の新たな研究視座 : 日本のエホバの証人の事例から

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タイトル別名
  • 「 キリストキョウケイ ガイライ シン シュウキョウ 」 ケンキュウ ノ アラタ ナ ケンキュウシザ : ニホン ノ エホバ ノ ショウニン ノ ジレイ カラ
  • New Research Perspective for "Foreign Christian- related New Religion" : A Case of Jehovah’s Witnesses in Japan

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抄録

「キリスト教系新宗教」という従来のカテゴリーには,アメリカ由来のエホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会),韓国由来の統一教会(世界基督教統一神霊協会)など,外来の新宗教の他,キリスト教を源泉とする日本出自の宗教運動(土着的なキリスト教)も分類されている。前者の運動には,発祥国にある本部等との関係という局面があり,この特徴は「キリスト教系新宗教」という定義では説明され得ない。本部との関係性を主題化するにあたり,外国由来のキリスト教系新宗教を新たに「キリスト教系外来新宗教」として分節する。エホバの証人の事例をみると,本部との関係性が日本での展開過程全体に強く影響している運動もあることがわかる。海外の本部組織との関係性を記述する方法として,「本部志向」という視座を設定し,「キリスト教系外来新宗教」の差異や同質性を検討する方法について問題提起する。

キリスト教系新宗教

キリスト教系外来新宗教

本部志向

エホバの証人

identifier:DS004200007531

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