戦争を支えた滋賀の教育 :  『近江教育』と教師

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  • Education in Shiga Praefecture which Supported the War : Teachers and “Ohmi Education”

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抄録

本論考の目的は、1931年から始まる15年間の戦争に対して、滋賀の教育と教師はどのような役割を果たしたかを『近江教育』を通して明らかにすることである。『近江教育』には、満州事変以前から学者・文化人による満州進出への意義が説かれていたが、戦争の拡大と共に教師自らの寄稿による日満共存共栄論や満蒙開拓青少年義勇軍の活躍を伝える内容が掲載され、教え子を戦争へとかり出す姿が掲載される。教育の内容においても国史教育が皇国教育に、郷土教育が愛国教育に変わっていく姿を『近江教育』の記述を通して見ることから、戦争遂行を支えた滋賀の教育を考察することができる。

満蒙開拓青少年義勇軍

『近江教育』

郷土教育

国史教育

identifier:DB004700009244

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