上座部註釈家ウパセーナの年代論

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タイトル別名
  • カミザブ チュウシャクカ ウパセーナ ノ ネンダイロン
  • The Chronology of Theravāda Commentator Upasena

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抄録

本稿は,『義釈註』を著した上座部註釈家として知られるウパセーナ(Upasena)の年代論について考察し,次の二点を結論付けた。(1)『義釈註』を著したウパセーナは,その跋文と『小史』の記述に基づけば,9世紀後半の人物であり,『義釈註』の成立はセーナ2世の在位第26年,すなわち878年と考えられる。(2)『義釈註』の成立は,『清浄道論』『律註』『ジャータカ註』に加え,『スッタニパータ註』よりも遅れる。

アッタカター

義釈註

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identifier:SK002600009307

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