昭和のメディアにあらわれたイントネーション : ニュース映画のナレーションを中心に

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  • ショウワ ノ メディア ニ アラワレタ イントネーション ニュース エイガ ノ ナレーション オ チュウシン ニ

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抄録

ニュース映画を中心に、昭和のメディアにあらわれたイントネーションについて検証した。その結果、次のことがわかった。アナウンサーによるナレーションは、時代と共に大きく変化している。しかし、談話はあまり変化していない。本稿では、イントネーションを、聴覚による「聞こえ」と、コンピュータで計測した。計測の結果、昭和のメディアには四種類のイントネーションがあらわれていることが確認できた。四種類のうち一種類は、通常の談話に使用されるイントネーションである。あとの三種類は、談話にはあまり使用されず、むしろアナウンサーのナレーションや、特殊な状況下での談話にあらわれていた。イントネーションの変化の要因についても考えた。主に社会情勢を背景にした制作側の事情で、ナレーションのイントネーションが変化してきたという結論に達した。

イントネーション

メディア

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identifier:DO003300006435

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