近世村方祈祷に関する一考察 : 知内村と大般若経会争論

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タイトル別名
  • キンセイムラカタ キトウ ニ カンスル イチ コウサツ チナイ ムラ ト ダイ ハンニャキョウカイ ソウロン
  • The village prayer in the Early Modern Age : Tinai village and Mahaprajinaparamita Sutra's ceremony

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抄録

滋賀県高島市マキノ町知内は、近年総合的な村落調査・研究が進展している地域である。本稿では、近年の近世宗教社会史研究の視点を踏まえつつ、近世知内村における村落と年中行事の維持、あるいは村落と寺院の関係・関与について、天保四年(一八三三)に起こった村方祈祷である大般若経会の争論から分析した。考察にあたっては、知内にある三ヶ寺の成立過程を確認し、その上で争論史料の裁定条目の内容より、大般若経会の様相、組頭の主導的位置、関与する寺院との関係について明らかにした。

村方祈祷

近世初期寺院成立

大般若経会

組頭

記憶と記録化

identifier:DB003900003089

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