近世日吉神事能の復元的研究 : 翁詞章を中心として

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  • キンセイ ヒヨシ シンジノウ ノ フクゲンテキ ケンキュウ : オウ シショウ オ チュウシン ト シテ
  • A Restorative Study of the Early Modern Hiyoshi Shrine Noh : Focusing on "okina" verses

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Abstract

近世の日吉神事能は、日吉社(現日吉大社)の上七社の十禅師(現樹下神社)で行われた神事能である。毎年正月六日、十禅師で「翁」と六番の能・狂言が奉納されていた。本稿では、山門公人景山家に伝来した『観世改正神哥仝』に記載された翁詞章と、他の観世流の翁詞章との比較検討を通して、近世の日吉神事能における日吉の翁の復元をおこなった。この結果、近世の日吉の翁は、現行の直面の一人翁ではなく、千歳・三番叟・面箱持を伴っていたことを実証した。当然、千歳の詞章もあり、面箱を伴った翁面を着けた本格的な翁であった。

日吉社

神事能

翁詞章

片山九郎右衛門

identifier:SK002700010668

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