保育実践における「過程の質」 : 保育記録の分析から

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タイトル別名
  • ホイク ジッセン ニ オケル カテイ ノ シツ ホイク キロク ノ ブンセキ カラ
  • Process Quality in a Preschool : An Analysis of teachers' Child Care Records

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抄録

本稿の目的は,保育の質において重要であるとされる「過程の質」は保育者にとってどのように経験されているのかを,保育記録の質的分析より明らかにすることである。筆者が保育者として記した保育記録の内容をKJ法を用いて分析した結果,保育者がその日の実践を振り返り書き残したことは8つのグループに分類でき,その特徴から保育者は子ども・保育者・職員・保護者との関係性を重視していることが明らかになった。グループ間の意味の連関からは,子どもの育ちへの願いを持った保育者が子どもと出会い,子どもの行為の意味を考え,次の関わりを展開する,保育者と子どもとの関わりの積み重ねの中に「過程の質」が見いだせることが考察できた。

保育実践

過程の質

保育記録

保育者と子どもの関わり

identifier:FO000700001246

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