同和地区におけるまちづくりの新展開に関する研究 : 法期限後の住環境整備事業の検証

書誌事項

タイトル別名
  • ドウワ チク ニ オケル マチズクリ ノ シンテンカイ ニ カンスル ケンキュウ ホウ キゲンゴ ノ ジュウカンキョウ セイビ ジギョウ ノ ケンショウ
  • Dowa Area New Developments Study : Follow-up on Advancements in Standard-Of-Living Conditions Post Law Expiry

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抄録

2002年3月の部落問題解決に向けた法的根拠の終焉を受けて,自治体においても「啓発」を除いて事業の打ち切りが進められてきた。市民の間では同和問題への関心が急速に薄れてきており,部落解放運動においては,同和事業終了後の運動について,未だにその方向性を模索する状況が続いている。一方,この間の部落解放運動や同和行政をめぐる問題は部落問題をますます「わかりにくく」「やっかいなもの」としている。何よりも様々な意識調査にも表れているように,部落に対する差別意識は,現在もなお解消されているとは言い難い。同和事業の終焉とは相反する形で90年代末より京都市内の同和地区では改良住宅の建替え事業が進められてきた。これらをどのような方向で建替えるかは,人口の流出や高齢化に対応していくためにも今後の同和地区のまちづくりを大きく左右することとなる。本稿では60・70年代をとおした同和地区の住環境改善事業の取組,80 - 90年代における同和地区のまちづくりにおける問題を振り返りつつ,実際の改良住宅の建替えを検証しなが今後の同和地区におけるまちづくりを考える。

まちづくり

同和地区

住環境改善事業

identifier:KO001800004952

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