祇洹寺図経上巻(影印)

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タイトル別名
  • ギカンジズケイ ジョウカン(エイイン)
  • Photographic facsimile of Gion-ji Zu-Kyo

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抄録

祇寺図経(祇園図経)は、平家物語冒頭部「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」のもとになった、文献として知られるものである。その本文は、大正新脩大蔵経(卍続蔵経に拠る)等に収められ、底本は版本で、古写本の存在は、未だ知られていない。その意味で、版本の祇寺図経は、非常に重要なものとしなければならないが、不思議なことに、その版本は、これまで紹介されたことがない(かつて故渡辺貞麿氏が上巻のみ影印されている<『仏教文学研究』2期2>)。さて、本学図書館に、二本もの祇寺図経の所蔵されていることは、誠に幸いなこととすべきであろう。この機会に、佛教大学図書館の許可を得て、その内の一本、極楽寺旧蔵本を本号(上巻)、次号( 99号、下巻)の二回に分けて影印、公刊したく思う。

祇?寺図経(祇園図経)

往生要集

平家物語

祇園精舎鐘

諸行無常

identifier:BO009800007609

収録刊行物

  • 文学部論集

    文学部論集 98 55-76, 2014-03-01

    佛教大学文学部

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