Bibliographic Information
- Other Title
-
- 川端康成の文学 ─ 序論 その基礎的考察 ─
Search this article
Description
大正十年(一九二一年)から昭和四十七年(一九七二年)まで五十年に亘る川端康成の文学は、戦前・戦後を通じて様々な相貌と意匠をもち、多様な作風を見せている。それに応ずるかのように、研究史においても、草創期の伝記的研究をはじめとして、作家論・作品論から、今世紀初頭に隆盛し〈文学〉は滅びたとして文化研究に移行した〈カルチュラルスタディーズ〉、およびそこから回帰した現在の文学研究に至るまで、その時々で各種の手法や分析概念が用いられ、様々に研究・読解がなされてきた。 本研究は、そのように多岐にわたる川端文学の深層、あるいは根源的な特質を解明することを企図しているが、本稿はその基礎的考察として、川端康成の文学に通底する基 本的な特徴についてまとめたものである。
Journal
-
- Studies in Japanese Language and Japanese Literature
-
Studies in Japanese Language and Japanese Literature (31), 1-19, 2021-03-18
創価大学日本語日本文学会
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050569390863173376
-
- NII Article ID
- 120007028573
-
- NII Book ID
- AN10387152
-
- HANDLE
- 10911/00040583
-
- ISSN
- 09171762
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- departmental bulletin paper
-
- Data Source
-
- IRDB
- CiNii Articles