東アジアにおける森林政策の比較分析―中国・北朝鮮・日本・韓国を対象に―

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タイトル別名
  • Comparative Analysis of Forest Policies in East Asia: For China, Japan, South Korea and North Korea
  • ヒガシアジア ニ オケル シンリン セイサク ノ ヒカク ブンセキ : チュウゴク ・ キタチョウセン ・ ニホン ・ カンコク オ タイショウ ニ

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抄録

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東アジアでは,森林資源の保全と回復のために,造林や持続可能な森林経営などの様々な政策が行われている。本稿では,東アジアの4 ヵ国,中国,日本,韓国,北朝鮮の森林政策に焦点を当てて,森林政策の歴史展開とその動向についての比較分析を行った。その分析の結果,森林被覆率については,中国は増加,日本と韓国は現状維持,北朝鮮は減少する傾向にあることが看取できた。また,森林政策の動向としては,日本と韓国は,森林の多面的機能を重視しながら,国内的には雇用創出,林業所得の増加,気候変動問題など国際協力にも力を入れている一方で,中国は,森林面積の拡大と現在の森林面積の維持のために森林政策を行っているということ,北朝鮮は,森林回復のために様々な政策を行っていることが示された。

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