看護基礎教育に求められる政策コンピテンシー ―「学士課程教育における公共政策学分野の参照基準」との比較から―

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  • カンゴ キソ キョウイク ニ モトメラレル セイサク コンピテンシー : 「 ガクシ カテイ キョウイク ニ オケル コウキョウ セイサクガク ブンヤ ノ サンショウ キジュン 」 ト ノ ヒカク カラ

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抄録

120007044633

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【要旨】超高齢社会に対応するための制度改革が頻回に行われ,制度設計にアドボケーターとして看護職の関わりが求められていることから,看護基礎教育において政策の基本を体系的に学ぶことが必要と考え,政策教育プログラム開発に関する研究を行った。 1 年目の研究では看護に関連した政策に現に取り組んでいる 政策企画者等を対象に面接調査を行い,政策教育において獲得すべきコンピテンシー77 項目を抽出し,これを日本公共政策学会の参照基準をもとに 8 つのカテゴリーに分類した。この結果を参照基準と比較すると,参照基準の「政策の働きに関する基本的理解」などの項目は少なかったが,「政策問題を主体的に考える力」の項目は非常に豊富であった。このことは対象者が政策の実践者であったことが影響しており,また,看護教育に対して政策決定に関する“知識”に力点を置くよりも,看護現場の課題を解決するための能力獲得に期待がされていることが明らかとなった。

収録刊行物

  • 紀要

    紀要 15 1-8, 2021-03-31

    名寄市立大学

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