連合王国における歴史教育と「アイデンティティ・クライシス」- イングランドにおけるイングリッシュネスと ブリティッシュネスを中心に-

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  • レンゴウ オウコク ニ オケル レキシ キョウイク ト 「 アイデンティティ ・ クライシス 」 : イングランド ニ オケル イングリッシュネス ト ブリティッシュネス オ チュウシン ニ
  • レンゴウ オウコク ニ オケル レキシ キョウイク ト 「アイデンティティ ・ クライシス」 - インクランド ニ オケル イングリッシュネス ト ブリティッシュネス オ チュウシンニ
  • Historical Education and “Identity Crisis" in United Kingdom:Focus on the Britishness and the Englishness in England

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我々が一般的にイギリスと呼んでいる国は、イングランド、ウェールズ、スコットランドそして北アイルランドという4つのネーションからなる連合王国である。大英帝国の喪失、EU 誕生の中で、イングランドのみが「アイデンティテ・クライシス」と呼ばれるナショナル・アイデンティティの喪失感に陥った。その要因は連合王国とイングランドを明確に区別しないというイングランド人特有の国家観、ブリティッシュネスとイングリッシュネスとが明確に区別されていないというイングランド人特有のナショナル・アイデンティティ構造などに求めることができる。また、歴史カリキュラムもそれらに基づいて構成され、イングランド人の国家観とナショナル・アイデンティティ構造を形成するものともなっていることも、その一因としてあげられる。

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