Bibliographic Information
- Other Title
-
- ミツバチ ノ ジキ ニ ヨル レンゴウ ガクシュウ ニ ツイテ
- Associative learning with magnetic fields in honeybees
Search this article
Description
type:text
西洋ミツバチの磁気受容能力の性質を調べるため, 様々な条件で磁気異常(磁石による磁気の付加)と餌(庶糖液)の連合を訓練し, 二者択一試行で連合学習が成立するか調べた。その結果, ミツバチの採餌活動をする時期の働きバチは, 磁気を受容し, その情報をもとに, 餌場の記憶ができることが示された。そして, その磁気感覚は単に磁気異常を感知するだけでなく, 磁力線の方向(磁極)を識別することができ, 磁気コンパスを定位に利用する可能性も示唆された。餌場の記憶には, 視覚(位置)情報が, 一次的ではあるが, 磁気の情報も大事な働きをし, 両者がともに働けばより強力な手がかりとなることが示され, 鳥などでの視覚的な天体手かかり(太陽, 月, 星)を利用したコンパスを磁気コンパスが補佐するという見解が, ミツバチでも当てはまることが分かった。さらに, 磁気情報は定位をしているときなど必要な時にだけ利用をし, 強い磁界は必要ないなら避けることも示された。
source:Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University. III, Natural sciences
Journal
-
- 千葉大学教育学部研究紀要. III, 自然科学編
-
千葉大学教育学部研究紀要. III, 自然科学編 49 19-33, 2001-02-28
千葉大学教育学部
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050570022171674752
-
- NII Article ID
- 110004624680
-
- NII Book ID
- AN10494753
-
- ISSN
- 13427423
-
- NDL BIB ID
- 5789272
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- departmental bulletin paper
-
- Data Source
-
- IRDB
- NDL Search
- CiNii Articles