【翻訳解題】トランシルヴァニアの教会合同に関するレオポルト勅令(1699年)

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タイトル別名
  • 翻訳 トランシルヴァニアの教会合同に関するレオポルト勅令(1699年)
  • ホンヤク トランシルヴァニア ノ キョウカイ ゴウドウ ニ カンスル レオポルトチョクレイ 1699ネン
  • 【ホンヤク カイダイ】トランシルヴァニア ノ キョウカイ ゴウドウ ニ カンスル レオポルト チョクレイ (1699ネン)
  • 【Translation】Diploma Leopoldinum on the Church Union in Transylvania

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抄録

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トランシルヴァニアでは、17世紀末にハプスブルク支配下に組み込まれてまもなく東方正教会のローマ・カトリック教会への合同が行われた。この教会合同は、ルーマニア人の民族意識の覚醒に決定的な影響を与えたとされているが、それだけにとどまらず、三ナティオ・四公認宗派体制を根幹とするトランシルヴァニアの国制に関わる問題性を内包していた。すなわち、宗派あるいは文化との関わりが概念的に強まることによるナティオの意味が大きく変化していく契機となったのである。ここでは、1699年2月16日に、神聖ローマ皇帝・ハンガリー国王レオポルト一世によって発布された、トランシルヴァニア侯国における東方正教会とローマ・カトリック教会の合同に関する勅令の全文を邦訳し、勅令発布の背景に関する解題を付した。

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