唾液中Cortisol及びMelatoninのELISA法による測定とサーカディアンリズムの評定 : 朝の疲労感がなく,生き生きと活動する青少年の育成をめざして

書誌事項

タイトル別名
  • ダエキ チュウ Cortisol オヨビ Melatonin ノ ELISAホウ ニ ヨル ソクテイ ト サーカディアンリズム ノ ヒョウテイ アサ ノ ヒロウカン ガ ナク イキ イキ ト カツドウ スル セイショウネン ノ イクセイ オ メザシテ
  • Determination of salivary cortisol and melatonin by ELISA and its application to the assessment of the circadian rhythm in Japanese student
  • I.教育科学系
  • I. Pedagogy

この論文をさがす

抄録

type:text

現代社会で青少年の置かれた状況は,物質的に豊かになった反面,ストレスと戦いながら生きていくことが求められる。また一方では,夜型社会の到来で生活が不規則になりがちである。本研究において,大学生を被験者として睡眠と疲労感に関する実態調査を行なったところ,朝の疲労感や意欲のなさを訴える姿が浮かび上がってきた。筆者らはこの実態をふまえ,内分泌ホルモンである唾液中コルチゾール,メラトニンの生理的指標からELISA法でサーカディアンリズム障害の分析方法の確立をめざした。サンプル数は少なかったが,本研究で開発したプロトコールで十分分析できることが確認された。さらに生理的指標のみならず心理的指標との組み合わせでリズム障害を判別する方法を提起した。いずれにしても身体のリズム性に留意し,朝の疲労感のない生活がストレスへの対処上も重要であると思われる。

source:Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University

identifier:9

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ